初めてオプション設定されたリアアクスルステアリングは、ドライビングダイナミクスの幅を大きく広げます。911カレラの多くのエクステリアの特徴が視覚的に洗練化されました。車内では、マルチタッチディスプレイを備えた新しいポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム（PCM）が標準装備され、このインフォテインメントシステムは機能が大幅に拡張されると同時に、操作も大きく簡略化しています。

ターボエンジン

ターボチャージャーを組み込んだ水平対向6気筒エンジンの開発に関しては、ポルシェは40年以上にわたる経験があります。レーシングカーと市販車の両方における実際の経験により、新たに設計されたニュー911カレラのターボエンジンは、パフォーマンス、ドライビングプレジャー、効率の点で、新しいスタンダードを打ち立てています。

技術的ハイライト

• 911カレラには最高出力370PS（272kW）、最大トルク450N・mの3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジン、また911カレラSには最高出力420PS（309kW）、最大トルク500N・mの3リッター6気筒ツインターボエンジンが搭載されます。どちらのエンジンも、それぞれの先代モデルと比較して出力が20PS、トルクが60N・mアップしています。


• 各エンジン向けに特別にチューニングが施されたターボチャージャー。911カレラSには、より大型のコンプレッサーホイールが装備され、エアフローが増大しています。


• PASMシャシーは車高が10mm低くなり、リアアクスルステアリングもオプションで用意されています。感度が向上した新世代ダンパーにより、スポーツ性能と快適性が向上しています。


• 新しいギアレシオを採用した、2枚のディスククラッチを組み込んだ7速マニュアルトランスミッションにより、ペダル踏力が低減しています。フライホイール内の遠心ペンデュラムが振動特性を最適化しています。


• オプションのスポーツクロノパッケージでは、918スパイダーから受け継いだモードスイッチがステアリングホイールに取り付けられ、また初めて個別の設定も可能になりました。


• 新しいオートマチック・ポストコリジョン・ブレーキングシステムは、最初の事故の後で自動的にブレーキをかけることで、事故の激しさを軽減します。


• ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム（PSM）には、レーシング志向のドライバーのために、拡張されたスポーツモードが備わります。

• フロントおよびリアエンドのデザインの輪郭がいっそう明確化。


• 新しいヘッドライトとテールライトの独自のデザインがさらに進化。


• 新しいエクステリアドアパネルにハンドルリセスを一体化。


• ルーバーを縦軸に組み込んだ新しいエアインテークスクリーン。

• マルチタッチディスプレイを備えた新しいPCMと機能が拡張されたポルシェ・カーコネクトを標準装備。


• レーダーセンサーを備えたオプションのレーンデパーチャーウォーニング・アシスタントが高速道路で衝突の危険を警告します。