ニューカイエンのエンジニアたちは、細かなディテールにも大きな注意を払いました。全てのカイエン モデルの多くのパッケージには、新たな構成によって快適性の向上に寄与する最適化されたサスペンションが含まれます。より精確なレスポンスを得るために、フロントとリアのコントロールアームとリアのホイールマウントには新しいマルチパートのマウントが採用されています。ホイールコントロールはさらに精密になっています。カイエンのサスペンションは、精確でスポーティであると同時にいっそう快適性に富む走りをもたらします。
スポーツ・プラススイッチを押すと、カイエンのポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)は、新しいスポーツクロノパッケージと拡張された機能の相互作用に合わせて調整されます。PASMサスペンションのよく知られた3つのプログラムは、コンフォート、スポーツ、スポーツ・プラスと呼ばれています。カイエンS E-ハイブリッドにはPASMが、カイエン ターボにはさらにエアサスペンションが標準装備されています。
その他の全てのモデルにオプションで装備できるエアサスペンションは、高度な快適性、卓越したドライビングダイナミクス、そしてオフロードと日常の使用における融合において、カイエンの高い要求を満たします。エアサスペンションに含まれるレベルコントロールシステムは、走行条件に応じて計6つの車高を提供します。カイエンの新機能にロードシルの下降機能が含まれます。この機能は、テールゲートを開いているときにラゲッジコンパートメントのスイッチを押すと、ローディングレベルを52mm下げてロードシルを約69cmの高さにすることができます。
カイエンには、18インチから21インチまでのマルチスポークデザインの新しいアルミホイールが用意されています。全てのホイールが、魅力的な独自のデザインが与えられた軽量ホイールとなっています。新しい21インチの911ターボ デザイン ホイールとカイエン スポーツクラシックデザインホイールがハイライトです。さらに、新世代の21インチ サマータイヤとして、最近発売されたミシュラン ラティチュード スポーツ スリーが含まれます。これらのタイヤは、パフォーマンスとスポーツ走行専用に開発されており、特殊なラバーコンパウンドと低いアスペクト比によって、特に高速コーナリング時にドライバーに大きなメリットをもたらします。そのために、ラバーコンパウンド、トレッドパターンおよびケーシングデザインによるタイヤの3つの基本コンポーネントが変更されています。