さらに、全モデルの標準装備として、自動テールゲート、パドルシフト付マルチファンクションスポーツステアリングホイール、ステンレススチール製ドアエントリーガード、タイヤプレッシャー・モニタリングシステム、およびオーディオインターフェースが含まれます。
新しいパドルシフト付マルチファンクションスポーツステアリングホイールは、918スパイダーのステアリングホイールのデザインをベースにしています。また、いっそう快適になったリアシートも大きな特徴のひとつです。フロントシート同様に、リアシートにもシートベンチレーションをオプションで装備することができます。
ニューカイエンでは、オプションによってさらに快適性を高めることができます。例えば、ドアの「ソフトクローズ」機能を装備すると、狭い駐車場などにおいて、ドアに組み込まれたクロージング機構が大きなメリットを発揮します。フロントウインドウヒーター(オプション装備)は冬季における快適性を高めます。ヒーターフィラメントの代わりに極薄のヒーターフォイルが使用されており、これにより全てのカメラベースのアシストシステムを制約なしに使用することができます。さらに、フロントウインドウに組み込まれたフォイルが車内の騒音レベルを低減するという二次的効果も得られます。
エアサスペンションには便利な機能があります。テールゲートが開いているときにラゲッジコンパートメント側部のスイッチを押すと、ロードシルが52 mm下がり、ラゲッジコンパートカバーの脱着も簡単に行うことができます。
接続とアシストシステム
全てのカイエンには、外部オーディオソースの接続用インターフェースが装備されています。アプリを介して各種車両情報と様々な機能のスイッチ類に簡単迅速にアクセスできるポルシェ・カーコネクトが、カイエンS E-ハイブリッドに標準装備されており、ニューカイエンに初めてオプション装備されます。
アシストシステムのレンジが拡張されて、既存のシステムに追加機能が付加されています。2014年末からオプションで装備できる新装備が、サラウンドビューを備えたフロントとリアのパークアシストシステムです。これによって、視認性が良くない時にも、安全快適に駐車することができます。そのために、リアビューカメラに加えて、3個の高解像度カメラが車両のフロントとドアミラーに追加されます。システムは、全ての画像から車両のバーチャルバードビューを算出して、ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)に表示します。