デジタルプレスキット · ニューポルシェ911カレラのテクノロジー

ポルシェAG（本社：ドイツ、シュトゥットガルト社長：マティアス・ミューラー）の911は、長年にわたって世界のベストセラースポーツカーであり続けています。このリードをさらに広げるために、革新的なターボチャージャド水平対向エンジン、スポーツ性と快適性がさらに向上した先進のシャシー、そして非常に装備が充実した新しいインフォテイメントシステムを備えた新世代の911が誕生しました。

新しいターボチャージドエンジン：20 PSのパワーアップとさらなる低燃費を実現

レーシングカーと市販車における40年以上におよぶターボチャージドエンジンのノウハウによって、ニュー911カレラのエンジンは、性能、ドライビングプレジャー、効率性のベンチマークとなっています。新世代エンジンは、ツインターボチャージャーと燃焼室の中央に配置されたインジェクターによって、911カレラ特有のエモーショナルなドライビングプレジャーをいっそう強烈な体験へと高めます。スポーティで圧倒的なパフォーマンスを発揮する911カレラのエンジンの最高出力は370 PS（272 kW）、そして911カレラSのエンジンの最高出力は420 PS（309 kW）です。両エンジンともに、先代より20 PS（15 kW）出力が増しながら、排気量は3 リッターとなっています。911カレラSのより大きなパワーは、専用のコンプレッサーとエグゾーストシステム、そして見直されたエンジンマネージメントによってもたらされています。

新しい911のエンジンは、大幅に増した450 N・mと500 N・mの最大トルク（ともに先代より60 N・m増加）を1,700 rpmから5,000 rpmまでの回転域で発生させ、卓越した動力性能をもたらします。同時に最高回転数は7,500 rpmとなり、従来のターボエンジン車の回転数を凌ぎ、ポルシェ特有のエンジンサウンドを奏でます。

新世代911は、先代より性能と効率性が高められています。たとえば新世代エンジンは、モデルによっては約12 % 効率性が向上し、燃料消費量が1リッター/100 km低減されています。PDK仕様車の911カレラの燃料消費量は、わずか7.4 リッター /100 km（0.8 リッター/100 km減）で、PDK仕様車の911カレラSは、7.7 リッター/100 km（1.0リッター/100 km減）となっています。*新欧州サイクル(NEDC)による測定

また、ニュー911は卓越した性能を備え、911カレラクーペPDK仕様車のスポーツクロノパッケージ使用時の0 - 100km/h加速タイムは、先代を0.2秒上回る4.2 秒、911カレラS PDK仕様車のスポーツクロノパッケージ使用時の0 - 100 km/h加速タイムは同様に先代を0.2秒上回る3.9秒となっており、911カレラシリーズとしては初めて4秒台を切っています。最高速度もさらに引き上げられ、911カレラの最高速度は295 km/h（6 km/h増）、911カレラSの最高速度は308 km/h（4 km/h増）に達しています。